独Douglas、仏大手の化粧品販売店Nocibeの買収に意欲的

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2013.07.24

編集部

ドイツで書籍、ファッション、化粧品などの販売店を経営しているDouglas(ドウグラス)は、仏の大手化粧品販売のNocibe(ノシベ)の買収に意欲的で最終の買収価格を提示したらしいと大手通信社は報じた。両社とも詳細についてコメントを控えている。

ドウグラスは、化粧品・衣料品販売店「Douglas」、書籍販売店「Taila」、高級ジュエリー販売店「Christ」などドイツを拠点にヨーロッパで2,000店以上のチェーン店を多店舗展開している。2012年度のグループの売上は344億ユーロで前年比1.7%増を計上、「Christ」のジュエリー販売部門の売上増が貢献したという。同社は、昨年10月、米大手プライベートエクィティ投資会社アドベント・インターナショナルに買収されており、今年の経営方針として、ヨーロッパ市場の拡充でリーダー的存在を目標にしている。ドウグラス経営陣のマンフレッド・クロネーダー氏は戦略的な企業買収には5億ユーロの投資準備があるとコメントしている。

一方、ノシベは自社ブランドのオリジナルビューティーラインの製造販売をはじめ、「NOCIBE」というチェーン店で香水のラインアップを中心に化粧品販売を展開している。フランス国内に特化して450店舗を運営し、2012年度の売上は6億8000万ユーロだった。フランスでは、LVMHモネヘネシー・ルイヴィトンの傘下であるSephora(セフォラ)に次ぐ、国内市場第2位の売上で知名度も高い。

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