LVMH の子会社Lキャピタル、中国・丸美化粧品に投資

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2013.07.31

編集部

LVMHモネ ヘネシー・ルイヴィトンの子会社、L・キャピタル・アジアがこのほど、丸美化粧品を開発製造しているマルビ・ホールディングス・グループの株式の一部を取得したと英コスメティックス・ビジネスはWebページで報じた。株式の保有率など詳細は明らかにされていない。LVMH傘下の高級化粧品ブランドが丸美化粧品の製品開発に協力する計画があり、将来的には丸美化粧品のグローバル市場への展開も構想にあるとしている。

中国の化粧品市場は1200億元を超える市場に急成長した。その中で、丸美化粧品は、Chocolateラインで乳液、クリーム、美容液をホワイトニングラインでローションなど多数の高級化粧品を開発し、その売上を伸ばしてきた。中国メディアによると、丸美化粧品の2012年売上はおおよそ30億元(480百万ドル)と推定される。ただ、プレステージ、ハイエンド化粧品市場では欧米、日系のグローバルグループの勢力が優勢で、中国人が国産より海外のブランド化粧品を好む趣向が強いと指摘される。その中でもロレアルとエスティ ローダーの勢力が目覚しい。

L・キャピタル・アジアは、シンガポールに拠点を置くPE(プライベート・エクイティ)ファンドで、アジア太平洋地域のリテールブランドへの投資を専門にしており、2013年4月にはオーストラリアのアパレルメーカーR.M.ウィリアムズの株式を取得した。最近では、5回目のファンドとして10億ドル調達したとも報じられている。

同社のHPではLキャピタルの戦略として、優良企業の少数株式を取得して経営参加し4~5年の枠組みでエグジット計画を立てるとしている。一方、親会社のLVMHは、長期的展望からプレステージな高級ブランド企業の株式をマジョリティ取得して経営参加すると区別している。

今後は、LVMH傘下のディオールの化粧品開発グループが丸美化粧品の開発に協力する方向と業界関係者はみている。近い将来、世界規模で展開している化粧品販売の専門チャネル「Sephora」の店頭に中国産ブランドの製品が並ぶ日も期待できるのではないかと中国サイドからの声が聞こえる。

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