乳房縮小手術が生活の質も改善

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2013.08.1

編集部

美しい乳房のために、大きすぎる乳房を小さくする「乳房縮小手術」を受ける女性が増えているという。この乳房縮小手術により、健康と生活の質のいくつかの重要な分野で、測定可能な改善が見られたことが、米国形成外科学会の公式医学誌「Plastic and Reconstructive Surgery」8月号に掲載された。

今回発表された研究では、BREAST-Qというアンケート形式の検証ツールを用いて、乳房縮小手術の物理的および心理社会的な健康上の利点を患者に自己評価してもらった。乳房縮小手術を受けた49人の患者の78%が、手術前後に匿名のアンケート調査に回答し、手術の満足度と生活の質の変化を評価した。

その結果、100点満点中での乳房外観の満足度は術前の約20点から80点以上に上昇していた。心理社会的満足度は41点から84点、性的満足度は40点から78点、物理的満足度は43点から81点にそれぞれ上昇した。同時に、以前の別の研究でも報告されていたように胸、首、背中、肩のこりや痛みが和らいだという。また、睡眠と運動能力にも大幅な改善があった。この新しい研究では、乳房縮小は、物理的および心理社会的満足度の向上につながることが確認された。 また、「身体活動の改善、慢性的な肩こりの改善などによる生活の質の改善は、この手術による保険の適用範囲の検証を促す」と研究者らは述べており、乳房縮小術が乳房の外観のみならず、良質な睡眠や肩こりなどの慢性的な痛みにも効果があり、これらの症状への治療としての保険対象と考えられることを示唆しているようだ。

ここ数年、美しさを追求する海外セレブで乳房縮小手術が広まり、女優のデニス・リチャーズが縮小術を受けたと認めているほか、タラ・リード、ビクトリア・ベッカムなどに乳房縮小手術を受けたのではという推測記事が流れたことがある。

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