独製薬メルツ・ファーマ、ネオキューティス買収で米の美容医療強化

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2013.08.6

編集部

ドイツの製薬会社メルツ・ファーマ・グループ(本社・フランクフルト)は、この程、スイスの薬用化粧品開発会社のネオキューティス(Neocutis)を買収したと発表した。同社は、医薬品分野と同様に美容医療分野の開発も重要な事業分野と位置づけており、今回の買収について、「ネオキューティスは革新的な会社でアメリカ市場での認識度が高く、今後の発展がさらに期待される」と同社最高経営責任者のフィリップ・バーチャード氏はコメントしている。

メルツは米国では、グループ傘下のメルツ・ノース・アメリカを通して皮膚科の治療薬などを取り扱っている。ネオキューティスは今後はメルツ・ノース・アメリカの管轄化に入り製品開発及び販売を進めていく方針。

ネオキューティスは2003年、スイスのローザンヌ大学の医学部からスピンオフして創設した会社で2009年よりアメリカ市場で皮膚科の医薬品及び、アンチエイジングの美容化粧品の販売を開始している。ネオキューティクス特許成分配合のアンチエイジング製品などの販売が好調で、2009年以降2桁成長を続けているという。

一方、メルツ・ファーマはアルツハイマー型認知症の治療剤としてNMDA(N-メチル-D-アスパラギン酸) 受容体拮抗薬の開発に成功したことで世界的に知られている。日本でも認可されており、2011年6月より「メアリー」という薬品名で処方が可能となっている。

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