米薬局チェーン最大手ウォルグリーン、Keer Drug買収

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2013.09.13

編集部

米薬局チェーン最大手のウォルグリーン(本社:イリノイ州)は9月10日、ノースカロライナ州のKerr Drug(カードラッグ)社の小売ドラッグストアや専門薬局事業の一部資産を買収することで合意したと発表した。契約の金銭的条件は公表していない。カードラッグ社はノースカロライナ州を基盤に76の薬局チェーンを展開しており、2012年度の年間売上は3億8100万ドルだった。

急成長しているノールカロライナ州の市場で、地域のコミュニティに密着した専門薬剤供給などの顧客サービスを提供しているカードラッグ社の規格は、ウォルグリーンが掲げるヘルスケア事業での戦略と合致したとしている。年内にも最終的な契約締結が完了する予定としながら、当面は現在のストア名で営業活動を継続する方針としている。社名統合など今後の展開については地域性を重視して、時間をかけていくとみられる。

ウォルグリーンは米最大の薬局チェーンで全米50州をはじめプエルトルコで現在、合わせて8,117店舗を多角運営している(同社HP参照)。2012年度の売上高は720億ドルで、業界第2位のCVSの同年度売上は640億ドルだった。

米国のドラッグストア業界はウォルグリーンをトップに、CVS、ライトエイド、ヘルスマート、ショッパーズ ヘルス マートなどおおよそ10社で市場を寡占していると言われている。ウォルグリーンは、トップの地位を賭けて、戦略的事業拡大をさらに推し進めるようだ。

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