ポーラ化成、ルイボスエキスに皮膚美容効果を確認

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2013.09.25

編集部

ポーラ化成工業は、マメ科の低木・ルイボス(=画像)から抽出したエキスを8週間摂取することにより、皮膚粘弾性、経表皮水分蒸散量が改善されることを突き止めた。ルイボスエキスが有効に作用するには、毛細血管の機能改善が重要であることも明らかにした。この結果から、ルイボスエキスは、肌のハリ感低下、乾燥、くすみなどの悩みに応えることが期待される。同社はこの研究結果を活かして、ポーラ・オルビスグループのオルビスから、ルイボスエキス配合美肌サプリメントを今年11月に発売する予定だ。

マメ科の低木・ルイボス同社は、食品成分を経口摂取し、体の中から肌を美しくするための研究を行ってきた。今回は、古くから健康茶、美容茶として利用されているルイボス醗酵茶葉に注目。茶葉から含水エタノールで抽出したルイボスエキスについて、8週間の摂取試験を実施。その結果、ルイボスエキスの摂取により、皮膚粘弾性、経表皮水分蒸散量が改善され、ハリ感の向上や、乾燥感やくすみの軽減など、肌状態が改善できることが明らかとなった。

真皮、表皮の細胞が機能を発揮するためには、細胞に栄養を補給する真皮の毛細血管がアーチ状に伸び、その先端まで十分に血流が届いていることが重要となってくる。毛細血管形状を左薬指尖の爪上皮にて観察したところ、ルイボスエキス摂取前と比べ、8週間摂取後にアーチ形状の長さが有意に伸長していることが判明。さらに、ルイボスエキスは血管内皮細胞の接着力を高めることも明らかとなった。毛細血管の構造を安定化させ皮膚に十分な血液をめぐらせることで、栄養を届けることを可能にし、真皮、表皮の細胞の機能性を高めたことが示唆される。

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