高性能ランニングシューズで、けがが減るとは限らない

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2013.10.17

編集部

ランニングの流行とともに、機能性の向上も、色や形、ブランドなどの流行の変化も速くなったランニングシューズ。ランニング中の足への負担を軽くする「ショック・アブソーバー」システムがランナーの足のけがと関連性がないことが、「British Journal of Sports Medicine」に掲載された。

この研究では、247人のランナーを、標準シューズで(やわらかめ)、標準シューズ(かため)、ミッドソール(ショック・アブソーバーつき)シューズを使用する3群に分けて比較した。5カ月間にわたる観察の結果、ランニングによる足のけがの発生率は、3種のシューズで同等だった。研究者らは、市販のランニングシューズのソールの硬さは、足のけがのリスクには影響していないと示唆した。

この研究でむしろ気になったのは、BMI(体格指数)、以前にけがをした経験があること、ランニングの運動強度とけがの発生に関連があることで、これらの状況はランニングシューズよりもけがの発生と強い関連が見られた。

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