ロコモ予防へも期待~味の素独自配合素材「Amino L40」

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2013.10.24

編集部

味の素は、同社独自配合のアミノ酸素材である、ロイシン高配合必須アミノ酸混合物「Amino L40」(アミノエル40)が、高齢女性において3gの摂取で、食品タンパク質として筋肉(筋タンパク質)合成作用が強いことが知られているホエイタンパク質20gの摂取時と同等の高い筋タンパク質合成を促進することを、イギリス・ノッティンガム大学との共同研究により明らかにした。この研究成果は、今年11月2日から熊本市で開催される第7回日本アミノ酸学会学術大会で発表される予定だ。

ロイシン高配合必須アミノ酸混合物「アミノ L40」は、同社独自配合のアミノ酸素材で、分岐鎖アミノ酸(BCAA)のひとつであるロイシンを40%配合し、合計9種類の必須アミノ酸を組み合わせた素材。

今回の研究では、高齢者におけるロイシン高配合必須アミノ酸混合物「Amino L40」の筋タンパク質合成作用について、食品タンパク質として筋タンパク質合成作用が強いことが知られているホエイタンパク質との比較評価を行った。

60才以上の健康な女性を対象に、摂取前の筋タンパク質合成速度を測定した後、「Amino L40」3gまたは、ホエイタンパク質20gを摂取させ、再び筋タンパク質合成速度を測定。その結果、3gの「Amino L40」は、20gのホエイタンパク質と同等の筋タンパク質合成作用を示した。同社によると、食品タンパク質と比較し少量で有効なため、「Amino L40」の摂取は、ロコモティブシンドロームの1つであるサルコペニアの効率的な対策手段となり得る。同社は今後、同素材をロコモティブシンドロームや介護・寝たきりの予防に活かし、健康寿命の延伸に貢献できるよう研究を継続する、としている。

 

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