2013年クリスマス、アジア太平洋地域の消費者動向

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2013.11.18

編集部

市場調査会社のユーロモニターは11月14日、2013年クリスマスのアジア太平洋における消費者の動向予測をアナリスト・インサイトのオンライン版で発表した。この中で、興味深い予測として、海外旅行ブームは引き続き継続し、日本への観光旅行の人気が高いことを示唆している。

今年のクリスマスはアジア太平洋地域の消費者は上向きの経済力が功を奏して、財布の紐を緩めて支出する可能性が高いと総合的に予測している。

クリスマスは海外で働く親戚からの送金に依存するフィリピンでは今後も送金額が増加すると見込まれている。 フィリピンの中央銀行が10月中旬に発表したデータによると、8月までの海外からの送金額は21億米ドルで前年比7.4%増に達しているという。

マレーシアでは、冬の消費商戦は 11月から年末まで続く。リテールグループマレーシア(RGM )の予測によると、年末のボーナスを得て消費者は支出を増やすと見ている。

年末のボーナス時の消費者の購買欲が高くなるので、小売業者の商戦として、クリスマスに至るまでの期間に顧客にロイヤルティプログラムへの参加を奨励したり、ソーシャル・ネットワーキングのサイトを活用してブランドの支持を歓迎するようなマーケティング戦略を紹介している。

空の旅の人気として、日本は地域の旅行者にとって「行ってみたい」旅行先の一つ。

東南アジアからの観光ビザの緩和がブームを押し上げた要因の一つと考えられる。日本政府は、2013年7月、タイとマレーシアからの観光客向けのビザ取得を免除し、フィリピンとベトナムには有効期限内に何度でも訪日できる数次ビザの発行 を許可した。

日本政府観光機関( JNTO )によると、2013年9月の外国人観光客の数は月の記録を破り、 86万7000人と前年比31.7%の増加。外国人観光客の内訳では香港、タイからの訪問者の数は、報告月の史上最高値を記録し 5万5400人(香港)と2万9300人(タイ)だった。 この上昇傾向は、クリスマスと新年を通して継続すると予想している。

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