ユニリーバ、仏スキンケア開発IOMAと提携

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2013.11.22

編集部

英蘭ユニリーバと仏スキンケア開発ベンチャーのIOMAがこのほど、戦略的提携を結ぶことが明らかになった。投資額などについては公表されていない。

IOMAの創設者兼最高経営責任者(CEO)のJean Michel Karam氏は今回の提携について、「同社のスキンケア業界におけるリーディングブランドとしての確立を急速に支援する」とコメントしている。提携後もIOMAは事業開発と運営の決定権を引き続き維持する方針。

IOMAは2002年、スキンケアの開発で創業。独自開発した「スフィア」と称するライトフィルタリングの特許技術を利用して肉眼では見えない肌の状態を測定し、そのデータ分析に基づいて豊富な種類のスキンケアを開発した。

測定する肌の状態は水分レベル、小じわ、色素沈着、紫外線ダメージの4つの項目で、バイオメトリクスを使用してコンピューターのモニタ上で個人の顔データを項目別に表示する。スキンケアの販売にあたっては、分析データ結果に基づき、専門家が個人の肌の状態にあうスキンケアのフォーマットを個々に調合していく。現在、ヨーロッパ市場を中心に多店舗展開しており、アメリカでは大手高級デパートのサックス・フィフス・アベニューで製品販売している。

アジア市場としてはシンガポールに初めて進出すると11月8日に発表しており、さらにインドネシアのジャカルタに2014年1月に進出する予定としている。ユニリーバとの提携でより一層海外展開を加速すると予測され、日本、韓国など東アジアへの進出構想もあると業界関係者はみている。

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