低カロリー食「寿司」が心臓病リスクになる?

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2013.11.29

編集部

英国の新聞DailyMailのオンライン版に25日、定期的に寿司を食べる人は心臓病のリスクが高い可能性があるという記事を掲載した。

この研究を発表したのは米国ラトガース大学の研究者らで、寿司ネタに含まれる魚に心臓病の原因となる脳や神経系の発達に問題を起こし、認知能力を低下させる可能性が高いメチル水銀が多く含まれているという。

寿司の健康への危険性は「リスク研究学会」でも研究発表があり、特にマグロ、サメ、マカジキ、メカジキの水銀含有量は高く、コレステロールを下げると言われる成分オメガ3脂肪酸の効果を打ち消すことができるほどだと指摘していると記事は伝えている。

先進国の中で南欧と日本は心臓病の死亡率が低いことで知られており、その原因にはオリーブオイルを使う南欧の「地中海式食事」と油控えめで魚食の「日本食」の影響が大きいとされている。このため、正反対の結果となった今回の研究は注目を集めている。また、「日本食」がユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界無形文化遺産として12月にも登録されるという時期を前にした記事であるだけに、日本には逆風の記事ともとれる。

ちなみに記事の伝える低水銀の寿司ネタはサケ、カニ、ウナギ、昆布。サメや昆布など、世界の寿司ネタはなかなかバラエティに富んでいると言えそうだ。

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