ファンケル今3月期上方修正、化粧品、栄養補助食品2子会社設立

最新商品

2014.02.18

編集部

ファンケルは、今期(2014年3月期)連結決算について前回(2013年11月)発表した計画を上方修正した。また、4月からの持株会社移行に伴い、化粧品事業と栄養補助食品事業の子会社2社を設立する。同時に、すでに内定している化粧品と栄養補助食品子会社2社の社長人事を発令する。

今期の決算を上方修正したのは、化粧品関連事業が当初の計画を上回って推移していることや消費増税前の駆け込み需要が見込まれること。また、栄養補助食品関連事業の新製品販売計画を見直し、一部経費の支出が計画を下回る見通しになったことが主因。この結果、2014年3月期業績は、前回発表時に比べて売上高が10億円増の795億円、営業利益同16億円増の27億円、当期利益同3億円の赤字から7億5000万円の黒字と増収増益になる見通し。

一方、 同社は、2014年4月1日付で、持株会社(カンパニー制)へ移行し、化粧品事業を担当する子会社「ファンケル化粧品」と栄養補助食品事業を担当する「ファンケルヘルスサイエンス」の2社を設立する。また、4月1日付で、ファンケル化粧品社長に山岡万佑子・ファンケル取締役専務執行役員兼ビューティカンパニー カンパニー長が就任。同時に、ファンケルヘルスサイエンス社長に田多井毅・代表取締役副社長執行役員兼ヘルスカンパニー カンパニー長が就任する。

ファンケルの前期(2013年3月期)化粧品売上高は、467億2000万円、栄養補助食品売上高は、266億円となっている。今期(2014年3月期)は、化粧品売上高463億円、栄養補助食品251億円を見込む。

#

↑