総医研ホールディングス、中国に美容液の輸出許可申請を準備  

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2014.02.20

編集部

子会社で化粧品事業を展開するバイオ創薬ベンチャーの総医研ホールディングス(東証マザース上場)は、中国国家食品薬品監督管理局(SFDA)に対してヒアルロン・エラスチン・コラ―ゲン原液(美容液)の輸出許可申請の準備に入っていることを明らかにした。2013年1月にSFDAから輸出認可が下りた水溶性プラセンタエキス原液に続く申請第2弾。

総医研ホールディングス現在、SFDAに輸出許可申請を準備中の自社開発商品は「ヒアルロン・エラスチン・コラ―ゲン原液」(写真)で、保湿成分のヒアルロン酸を2種類配合し、肌の潤いやハリ・弾力などを育む美容液。

同社では「個別製品ごとに輸出許可申請を行なうことを基本としている。現在、ヒアルロン・エラスチン・コラ―ゲン原液の中国向け輸出許可申請について申請時期を含めて準備中」としている。昨年1月にSFDAから認可された母豚の胎盤から抽出した水溶性プラセンタエキス原液に続いてヒアルロン・エラスチン・コラ―ゲン原液の輸出許可を取得することで中国市場を攻略し、子会社の㈱ビービーラボラトリーズ(東京都渋谷区)が行う化粧品事業の収益向上に繋げる狙い。

同社の化粧品事業は、2006年7月に買収し傘下に収めた子会社ビービーラボラトリーズ(連結対象)が担う。社長は、総医研ホールディングス小池眞也社長が兼務。

現在、ビービーラボラトリーズは、自社の通販サイトと卸販売を両軸にして中国に輸出申請を準備中のヒアルロン・エラスチン・コラ―ゲン原液とプラセンタエキス原液、水溶性プラセンタエキス配合の「肌元気ライン」「うるおい・ふっくらライン」「薬用美白ライン」の3スキンケア(基礎化粧品)商品を中心に国内販売している。また、海外向け販売は、2011年12月から他社運営の海外向け通販サイトに乗せて販売。現在、プラセンタエキス原液、ヒアルロン・エラスチン・コラ―ゲン原液、3スキンケア商品を中心にシンガポール、マレーシア、インドネシアなどに販売。中国・上海向けにプラセンタエキス原液のみをサロン中心に販売。さらに、ロシア、香港に直営店を開設し、サロン向けに販売するなど海外網の拡大を図っている。

国内、海外合わせた化粧品事業売上高は、前期(2013年6月期)で6億3400万円にのぼる。今期(2014年6月期)は、中国市場を中心とした海外販売の拡大で若干の増収が見込まれるが販促費の先行投資で売上高は、前期並みを予想。

参考リンク
総医研ホールディングス

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