WHOの新ガイドライン、砂糖は1日25gまで

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2014.03.10

国際部

世界保健機関(WHO)は3月5日、糖分摂取量のガイドライン案に関して専門家などから意見を聞く、パブリック・コンサルテーションの実施を発表した。新ガイドラインは、肥満や虫歯に関係した研究の分析に基づいて作成され、確定後は肥満や虫歯などの公衆衛生上の問題解決のための、砂糖の消費量を制限する勧告として各国に提供される。

新ガイドラインでは、1日当たりの糖摂取量は総エネルギーの5%未満に抑えるべきと提案。これは平均的な体重の大人で、一日当たり砂糖25g(小さじ6杯)に相当するという。この25gにはグルコース(ブドウ糖)、フルクトース(加糖)などの食品に添加されているものや、はちみつ、シロップ、果物などの自然に存在する糖も含まれるというから、大変厳しい規制といえる。例えば、清涼飲料水(ソーダなど)1缶には砂糖40gが添加されており、ケチャップ大さじ1杯には4gの砂糖が「隠れて」いる。

新ガイドラインへのパブリック・コンサルテーションと同時に、一般からのコメントも募集しており、3月31日までWHOのサイトで受け付けている。

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