研究結果:「太りすぎのほうが長生きする」

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2014.03.31

国際部

オーストラリアのディーキン大学の研究チームが3月25日、太りすぎのほうが長生きするという研究結果を発表した。

栄養と加齢領域の教授Caryl Nowson氏率いる研究チームは、65歳以上の高齢者におけるBMIと死亡リスクの関係を調査した。死亡率はBMI27.5程度の場合で最も低かった。この27.5は、WHO(世界保健機構)の定義では「太りすぎ」の範疇に入る。死亡率が最も高かったのはBMI22-23で、WHOでは正常体重の範疇に入る人たちである。

これの結果から、WHOの肥満に対する勧告は、高齢者には適していないことがわかった。Nowson教授は、高齢者の健康的な体重の指針を再評価すべきと述べている。

研究チームは、1990-2013年に報告された論文にある約20万人のデータ、平均12年の追跡調査を分析した。この結果をまとめると、

●BMI21-22で、死亡率は12パーセント増加
●BMI20-20.9で、死亡率は19パーセント増加
●BMI33-33.9で、死亡率は8パーセント増加

「これらの知見は、現在の正常体重の基準で「太りすぎ」であることが、死亡リスクの増加と関連していないことを示している。むしろ、正常体重より低いまたは正常体重基準にぎりぎり届くといった人たちの監視が必要で、理想的な体重のアドバイスはBMI以外の要因も考慮すべき」とNowson教授は述べた。

高齢者の減量は時に栄養失調を増加させる。教授らは、体重を減らすアドバイスよりも、バランスのとれた食事を空腹になったら食べ、運動することを勧めている。

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