FANCL「未来肌研究室」、研究をベースにしたサービス好評(下)

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2014.04.11

編集部

美肌づくりの”コンテンツ”として高気圧酸素ルームを導入

株式会社ファンケルの旗艦ショップ「ファンケル銀座スクエア」5階の「未来肌研究室」には、最近話題の「高気圧酸素ルーム」がある。もともとは医療機関への導入が始まりの高気圧酸素カプセル。近年、整骨院やマッサージ治療院、スポーツジムなどでの導入例が増え、専用サロンさえも見かけるようになってきた。「流行だからという理由や単なるリラクゼーションが 目的ではありません。ファンケル独自の視座を持ち、美肌づくりのコンテンツの1つとして取り入れています」(IR・広報グループ)。

DSC_0362ファンケルが「角層バイオマーカー測定」で解析する5つのタンパク質のうち「細胞元気タンパク」と名付けたタンパク質IL-1ra(レセプターアンタゴニスト)は、細胞の元気さ・肌の代謝に関わるタンパク質で年齢と共に減少する。この「細胞元気タンパク」の数値改善に、未来肌研究室がソリューションの1つとして導入しているのが高気圧(1.2気圧)の状態で高濃度の酸素を取り込み肌細胞の代謝を上げる「ファンケルビューティアップO2ルーム」(50分/1回、1人2,000円、2人以上で20%オフ、予約制)だ。

加圧した空間で高濃度の酸素を吸うことで、血液を通じて酸素を効率的に肌細胞に届けることができる。肌細胞が元気になり、肌の代謝が高まる。ファンケル総合研究所の調べによるとO2ルームの定期的な使用により肌の血流量や水分量が増加し、細胞元気タンパクの量がアップした。

男性カウンセラーの”美肌”に高まる期待

そう説明してくれたファンケル総合研究所アドバンスドリサーチセンターの吉野崇研究員は男性なのに女性も羨むような”美肌”の持ち主。O2ルームと美容、健康の研究のために定期的にルームを利用するという吉野研究員に、「角層バイオマーカー測定」で「細胞元気タンパクが少ない」との測定結果を手にした矢野と、全体的に結果がよくなかった五味2人のO2ルームへの期待が高まる。

入室前には、コラーゲンドリンクが勧められた。アミノ酸を採ることで細胞元気タンパクの代謝も高まるというファンケルの研究結果もあり、美容成分の摂取によって「より効果が高まるように」との意味がある。

DSC_0275ファンケルのO2ルームは4人同時に入室できる。部屋全体が高気圧・高濃度酸素状態となるが、より確実に酸素を吸収できるよう、酸素注入機を口元にあてる。飛行機内を思わせるような空間はゆったり目で、閉塞感も感じない。

靴を脱いで部屋に入ってから気圧を上げるのに10分、安定状態で30分、気圧を下げるのに10分の計50分。「お友達同士や母娘で来られる方もいます。リピーターのお客様の中にはショッピングの合間に立ち寄る方も」というように、友達と一緒に来ておしゃべりするもよし、1人で来て中で一眠りするもよし。最近ではスポーツジムなどで酸素カプセルを知っている男性の来室もけっこうあるそうだ。

ファンケル_DSC_058650分後、O2ルームから出てきた矢野と五味。すっかり美と癒しの”ファンケル・フライト”を満喫したようで、「う~ん」とひと伸びした後、『私、冷え性なんですけど、今、手の先まで温かいんです』『眠くなってきたんですけど、これもO2ルームの効果?』『どのくらいの頻度で利用するのがいいんですか』と、矢継ぎ早に質問が飛んだ。

「血流が良くなり代謝が高まった結果ですね。『目や頭がすっきりした』とか『むくみがとれて靴が緩くなった』と言われるお客様もいらっしゃいます。リラックス効果も出て、眠くなる方も多いようです」と吉野研究員。

サービスに根付くファンケルの「研究力」とお客様への「責任感」

O2ルームの効果について、「血流改善により、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)を促す効果だけでなく、便秘や冷え症改善など、お肌の内外で効果が期待できるこことから、今後も研究を進めてまいります」(吉野研究員)。

7年をかけた「角層バイオマーカー測定」同様、「高気圧酸素ルーム」という一見トレンドのサービスにも、お客さまの信頼に応える商品・サービスのベースとなるファンケルの真摯な「研究力」とお客様への「責任感」が反映されている。

 

※体験シリーズは、月1回掲載予定です。美容関連企業の新サービスや、話題となっているサービスについて紹介していきます。

参考リンク
●取材協力
ファンケル未来肌研究室
東京都中央区銀座5-8-16
ファンケル銀座スクエア5階
TEL. 03-5537-2246

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