テラとコージンバイオが資本・業務提携

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2014.04.9

編集部

がんワクチンの一つ樹状細胞ワクチン「バクセル」(商品名)の開発に取り組む創薬ベンチャーのテラ(ジャスダック上場)と細胞の培養に用いる培地製造で、高い技術を持つコージンバイオ㈱(埼玉県坂戸市)が4月8日、資本・業務提携することで合意した。

資本・業務提携は、テラがコージンバイオ発行の第三者割当増資による普通株式1万8,000株を引き受けるもの。取得価額は、1億800万円。コージンバイオに対する株式の所有割合は、5.6%となる。また、テラの技術基盤である細胞培養技術・ノウハウとコージンバイオの持つ培地製造技術を融合し、樹状細胞の細胞培養をより効率的に行うための培地開発を行い、国内及び海外での事業展開を目指す。

テラが開発する樹状細胞ワクチン「バクセル」は、がんに対する免疫反応を誘導するがんワクチン。すでに病院やクリニックなどの医療機関で、がん患者を対象とした累計症例数は、約7,600例(2013年12月末現在)に達した。

現在、九州大学とバクセルの量産化技術を開発中で、技術開発にメドを付け次第、医薬品としての薬事承認申請に踏み切る。

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