イギリスで皮膚がん発症率が40年間で5倍に増加

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2014.04.25

国際部

イギリスにおけるMalignant Melanoma(悪性黒色腫)の発症率は40年前と比較して5倍に増加しているという調査結果をCancerResearch UK(英国癌研究センター)は21日、発表した。

1975年では年間1,800人が悪性黒色腫を発症していたのに対し、2011年には年間13,000人以上が発症した。70年代は10万人に3人の割合で発病していたが、現在は10万人に17人の割合へと急増した計算になる。

発症率が急増した背景について、同研究センターはヨーロッパ諸国への観光旅行が普及したことや“健康美”として日焼けした肌を追求するようになったことなどを生活習慣の変化として説明している。特に手頃なパッケージツアーの人気でビーチホリデーを楽しむ旅行者が急増したという。

悪性黒色腫は英国で5番目に発症率が高いが、他のがん患者と比較すると罹患数が多く生存率が高い。同研究センターは発症リスクを軽減する対策として、日焼けをしないように配慮する、さらに、外出時にはSPF15以上のサンスクリーンを使用するように呼びかけていく計画だ。

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