古い手法のZ形成術は首のシワとりに効果的

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2014.05.19

国際部

副切開をいれてつくった2つの3角形の皮膚を入れ換えるという、形成外科手術では古典的な技法であるZ形成術が首のシワに有効であることが5月7日、「Ear, Nose & Throat Journal」オンライン版に掲載された。

59-80歳の男女50人を対象に、「ターキーネック」といわれる首のしわやたるみに対する、Z形成術の効果を検証。46例で患者と手術執刀医師の両方が、施術結果に満足と報告した。1例のみ、皮膚の引きつれや瘢痕といった不満足な結果を生じたが、簡単な再手術で補正できた。このことから、Z形成術は手術時間が短く、回復期間が短く、合併症率が低く、顔への影響が最小限であること、という患者の希望をかなえる、安全で効果的な方法であると結論した。医療技術の日進月歩の中、Z形成術は古い手法と考えられがちだが、形成外科手術の技法としてまだまだ価値があると、論文執筆者は述べている。

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