モリンダジャパン&同志社大学、共同研究で抗糖化化粧品開発を計画

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2014.06.6

編集部

モリンダ ジャパン合同会社(東京都新宿区)は、6月11日付で同志社大学大学院生命医科学研究科と共同研究に関する契約を締結、老化の促進因子であるAGE(終末糖化産物)や抗糖化成分についての研究を開始する。共同研究は1年間を予定しており、抗糖化化粧品開発を目指す。

共同研究では、同志社大学大学院生命医科学研究科/アンチエイジングリサーチセンターの米井嘉一教授、同研究科糖化ストレス研究センターの八木雅之准教授らと共に抗糖化作用を持つ成分の探索を行う。同研究室では、糖化ストレスを生体の組織や器官にかかわる危険因子としてとらえ、各種AGE(終末糖化産物)や中間体測定法の確立、AGE生成排泄経路の解明、糖化ストレス抑制素材の探索、老化や加齢に伴う糖化ストレスの影響などについて、基礎および臨床レベルでの研究を総合的に行っており、モリンダが目指す化粧品開発の方向性と一致していることから、共同で抗糖化成分を研究するに至った。

AGE(終末糖化産物)とは終末糖化産物(Advanced Glycation End Products)、すなわち「タンパク質と糖が加熱されてできた物質」のことで、老化を進める原因物質とされている。糖化は余分な糖がタンパク質や脂肪と結合する反応で、糖化が進むとAGEが作られる。AGEが体内に溜まると肌のタンパク質であるコラーゲンが破壊され、たるみや黒ずみなどの原因となる。

同社によると、早ければ2015年中にも初めて日本で開発した化粧品の発売を目指している。

参考リンク
モリンダ ジャパン合同会社

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