英語が話せると、認知症を防げるかも

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2014.06.7

国際部

2カ国語を話す「バイリンガル」は、認知能力に良い影響を与えることは知られている。また、この影響は年をとってからの認知症発症を抑制することも示唆されている。第2外国語取得と認知機能についての長期試験の結果が6月2日、「Annals of Neurology」に掲載された。

英国エジンバラ大学のThomas H. Bak医師らは、最初のテストを1947年時点で11歳の853人を対象に行い、その後2008年、2010年に追跡調査を実施した。その結果、バイリンガルでは基本的な認知能力が高く、その影響は一般的な知識能力と読解能力にも及んでいることがわかった。

研究者らは「生まれながらのバイリンガルだけではなく、成人になってから第2言語を獲得した人たちも含め、老齢期の認知機能にも良い影響を与え続けることが示唆された」と話している。

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