ユニリーバ、持続可能な茶栽培の研究プロジェクト開始

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2014.06.11

国際部

英蘭ユニリーバは、紅茶の生産・調達で持続可能性を追求するために茶葉の研究開発プログラムに着手すると5月23日、発表した。米国ニューヨーク州に拠点を置く遺伝子分析会社Nature Source Geneticsと提携して、茶葉の品種改良など研究を推進していく。

同社はLipton、PG Tips、Brooke Bondなどのブランド名で世界の100カ国を超える国々に紅茶を供給している。世界で生産されるお茶の12%を同社が調達していると言われている。新プロジェクトは茶植物の自然の多様性を広げることにより、世界で最も人気のある飲料の「将来性」を支援する。同時に、干ばつ、病気、害虫に耐える作物の改良に役立てるとしている。

オンライン版ニュースメディア「Triple Pundit」はユニリーバのスポークスマンのコメントを掲載しており、このプロジェクトは賛否両論のある“genetically-modified organisms/遺伝子組み替え作物”ではなく“genomic selection”(遺伝子の選抜)の研究に基づくと強調している。

Nature Source Genetics社との共同研究は、ユニリーバが保有するケニアの茶園で開始する予定で、既存の栽培プログラムも補完していく。

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