ニキビ痕にマイクロ樹脂入りコラーゲン注入で効果

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2014.07.4

国際部

ニキビの萎縮性瘢痕にもコラーゲン注入が有効という研究結果が、「Journal of the American Academy of Dermatology」誌の7月号に掲載された。

この研究は、147人の参加者を対象に、米国カリフォルニアに本社を置くSuneva Medical社製造のArteFillを使って行われた。ArteFillはコラーゲンフィラーの一種で、コラーゲンに吸収されない、ポリメチルメタクリル酸微小球状樹脂(メタクリル酸メチル樹脂)を配合。コラーゲンの効果が長時間続くという。米国では、鼻やほうれい線などの顔面のしわの補正用として、食品医薬品局(FDA)の承認済み。コラーゲンはウシ由来のものを使用している。

ArteFillの注入を受けた人の64%、注入を受けなかった人で33%の治療成功が確認された。副作用は重篤なものはなく、安全性にも優れていた。肌の色や年齢、性別による効果の差はなかった。

Suneva Medical社は、同じく米国Obagi Medical Products社とスキンケア製品「ReGenica Facial Rejuvenation Complex」の共同販売提携合意を2013年に発表。最先端技術の幹細胞を用いたメディカルコスメとして人気が高い。

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