英国男性のダイエット促進へのヒント?

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2014.07.17

国際部

本格的な水着シーズンの到来でイギリスでは女性のみならず、多くの男性が毎日のカロリー摂取量が気になりはじめ、アブクランチに積極的に取り組もうとしている。しかし、減量を支援するダイエット市場の製品開発やマーケティングは依然、女性を中心にしている現状がある。

市場調査会社ミンテルはオンライン版ブログに7月15日、男性ダイエット市場に参入する不可欠な3つの方法と題した提案を掲載した。英国人男性のダイエットに対する意識調査を分析、ニーズの開拓、マーケット戦略に使用する言葉の選択、より男性的なアプローチを以下のように示唆している。

1.ニーズを見分ける
英国人男性は5人に2人以上(45%)が昨年、ダイエットを試みたと回答した。この内、16%が減量管理を維持しようと試みたと述べた。このギャップは潜在市場の大きな可能性とみられるという。「 Man V Fat magazine」 が2014年5月にデジタル雑誌を発刊したことを一例として紹介。男性専用に食事と運動の両方に関する最新情報を掲載して男性の減量方法を取り巻くさまざまな問題を取り上げている。

2.言葉をよく吟味する
ミンテル社が実施した英国ダイエット動向2013年調査では、近年、市場にあふれている Diet(ダイエット)、Light(ライト)の言葉に男性はあまり共感していない結果がでた。26%の女性はこれらの言葉を“健康”と読み取るのに対して、男性は17%が肯定的な意見を持つ。一方、「タンパク質が高い」というラベルには女性より男性の方が健康的と印象を受ける結果がでた。 男性に健康をアピールするためには、食品/飲料品メーカーは、使用する言葉を女性と区別したり変更することも考慮した方がよいのではないかと提案している。

3.より男性的にメイクアップ
英国人男性の5人に1人はダイエット製品を食べたり、飲んだりしていることを他人に見られると恥ずかしいと感じるだろうと思っていることが、2013年の意識調査で判明した。女性的とみなされているダイエット製品によって、この傾向はより悪化する危険性があると指摘する。男性的なパッケージの開発など創意工夫を付加することで男性がダイエット製品を手に取りやすい環境を設定するマーケティングが必要かも知れない。

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