2013年度の化粧品素材市場は、前年度比3.2%増で拡大

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2014.07.25

編集部

マーケティングリサーチ会社の株式会社総合企画センター大阪は7月24日、化粧品素材市場について調査結果を発表した。同社調べによると、2013年度の化粧品素材市場は、前年度比3.2%増で拡大。要因として、主力メーカーの化粧品素材事業の強化や海外展開の加速を挙げている。同社は、2014年度(見込)も、需要が拡大する新興国を中心とした海外市場の開拓に加え、インフラを整えることで増加推移を維持する見通しと分析している。

その他の概要は以下の通り。

・同市場では、安全・安心志向の高まりを背景に、天然由来の原料 特に植物由来の製品が人気を集めている。化学合成の製品についても、低刺激な洗浄成分などが増加。

・機能面では、抗老化素材や高SPF・PA値の紫外線防御剤が増加している。“幹細胞コスメ”をはじめとする肌再生を謳った化粧品ブームで、細胞そのものに働きかける素材の開発が進んでいる。

・紫外線の有害性に対する意識の深化やPA値の基準拡大を受けて、高SPF・PA値の紫外線防御剤が増加。このほか、近年のノンシリコンブームで、シリコン代替品が注目を集めている。

参考リンク
「2014年 化粧品素材の市場動向分析調査」

 

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