新しい解析法がお肌を救う! にごりのある肌、にごりのない肌の違いを可視化

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2012.06.28

編集部

富士フィルム㈱は、肌に照射された光の肌内部での状態を可視化・定量評価する手法を確立し、「にごり」や透明感という肌の見え方と、肌内部での光の状態との関係性を解明した。

 

くすんだ印象を与える肌の「にごり」は、これまでキメの乱れやケアの広がりなど、肌表面の凹凸がおもな要因と考えられていた。

 

同社は、この肌のにごりの要因が、肌内部にも存在する可能性を考え、偏光画像解析および光干渉断層画像(OCT)解析を用いて、光学的に解析を行った。

その結果、「にごりのない肌」は「にごりのある肌」に比べて、光が当ったときに肌の内部から戻ってくる光量が多く、その光が肌全体から均一に戻ってくることと、表皮層内で光の進行が阻害されず、より深い真皮層から多くの光が戻ってきていることが分かった。

 

にごりのある肌は、表皮層内の細胞の大きさ・形状が不均一で配列が乱れているため、光の進行が妨げられる。そのため、肌内部から戻ってくる光が少なく、肌がにごって見えるというわけだ。

 

同社は、この肌内部から戻ってくる光の量に関わりがあると推定。今後、このメカニズムの解明を進め、解析手法や解析結果をスキンケア化粧品の開発に生かすとしている。

 

同社は、2006年から機能性化粧品・サプリメントなどのヘルスケア分野に取り組み始めた。もともと化粧品会社でないため、写真分野で培った画像技術などのコア技術を化粧品に結びつけ、これまでの化粧品会社の視点とは異なる発想で、新たな商品開発を目指すとしている。

 

●お問い合わせ先
会社名|富士フィルム㈱

TEL|03-6271-2252

会社URL

http://fujifilm.jp/index.html

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