資生堂 日やけ止めの新技術「WetForce」の開発に成功

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2014.11.11

編集部

資生堂は、これまでの常識を覆す革新的な日やけ止めの新技術「WetForce(ウェットフォース)」の開発に、世界で初めて成功した(図1、特許出願済)。
同社は水や汗による日やけ止めの機能低下を防ぎ、レジャーを含む様々な生活シーンにおいて、紫外線から肌を守るより強力な技術を追及してきた。最新の研究成果として、肌に塗った日やけ止めが、水や汗に触れると、これらに含まれるミネラルによって水を弾く撥水性を高めるとともに、強固で均質な厚さかつ滑らかな膜を形成し、紫外線防御効果が落ちることなく高まる(120%※1)。同技術は、来春発売予定の日やけ止め商品に応用される予定。(※1 モデル処方、水に触れる前の紫外線防御効果を100%とした場合の値)

図1

同社では、日常生活から過酷な紫外線条件下まで、紫外線のあらゆる悪影響から肌をしっかり守りたいというニーズに応え、塗り心地がよく、極めてやけにくい紫外線防御効果とともに、スポーツ後やプール・海に入った後にも紫外線防御効果が低下しにくい耐水性(ウオータープルーフ性)に優れ、しかも洗浄料や石けんで簡単に落とせる専用クレンジング不要の日やけ止めの技術を開発してきた。
これまでの日やけ止めの技術では、水や汗に触れると紫外線防御効果が低下してしまうため、低下をいかに抑えるかという研究開発をした。同社は、水や汗に含まれるミネラルなどに着目し、『水や汗に触れることによって塗布膜の機能が高まり、紫外線防御効果を高められないか』という逆転発想で、新たな研究開発に着手した。

水道水や海水、汗に含まれるカルシウムイオンやマグネシウムイオン等のミネラルと、日やけ止めの膜を形成する成分の関係に着目し、研究開発を進めた結果、〝「イオニックミネラルセンサー」を見出し、水や汗に含まれるミネラルと結合して日やけ止めの撥水性を高めるとともに、強固で均質な厚さかつ滑らかな塗布膜にする WetForce(ウェットフォース)技術〟の開発に成功した(図2)。図2

参考リンク
資生堂グループ企業情報サイト

 

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