強すぎるマッサージは時に危険

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2014.12.10

国際部

背中への強いマッサージ(原文:vigorous back massage)の後に、急性脊髄硬膜下血腫が発生した症例が、「Spine」12月1日号に掲載された。

脊髄硬膜下血腫は非常にまれな疾患で、交通事故などによる強い外傷を受けた場合や、脳脊髄液圧検査のための腰椎穿刺の後に起こることがある。今回の症例は、報告者らによれば、マッサージの後に起こった症例としては初めてのものという。

患者は41歳の男性で、背中への強いマッサージ受けた後、重度の腰痛、下肢の感覚麻痺、排尿困難を起こし、病院を受診した。12か月の入院で神経学的な後遺症は消失した。

報告者らは、外傷による脊髄硬膜下血腫はまれな疾患だが、強すぎるマッサージによって引き起こされる可能性があるということは新しい知見であるとしている。

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