コスメディ製薬、溶解型マイクロニードル技術を製剤化へ

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2014.12.19

編集部

京都薬科大学発ベンチャーとしてスタートしたコスメディ製薬株式会社(京都府京都市)は、”薬物を皮膚から吸収させるTTS(経皮治療システム)”技術を基盤とした経皮送達技術を駆使し、「溶解型マイクロニードル技術」を用いた化粧品の製品化に成功し、自社ブランドのエイジングケア化粧品として「ダーマフィラー」を開発した。

同社は、「ダーマフィラー」に加え「メルティングエッセンスマスク」、デイリーケア4アイテムを「クオニスシリーズ」ブランドとして展開している。
dermafiller_img01「ダーマフィラー」は溶解型マイクロニードル技術を応用してできたシート状化粧品。ヒアルロン酸を目に見えないほど小さい(数百ミクロン単位)針状に結晶化(マイクロニードル)し、平面に並べてシート状にした新発想のエイジングケア化粧品。シート状のマイクロニードルを肌に貼ることで、チクチクとした肌に入る感覚とともに、今まで肌に入れられなかった高い保水力のある高分子ヒアルロン酸など、お肌に必要な成分を肌の内側に直接届ける。ポイント集中ケアとして、とくに年齢肌が気になる目元や口もとなどに貼っていただき、一晩かけて有効成分をゆっくりと浸透させることで、肌の内側から肌を押し上げるように、お肌にハリと潤いを与える。

マイクロニードル 顕微鏡写真1皮膚本来の成分であるヒアルロン酸やコラーゲンなどで微細な針を作る溶解型マイクロニードル技術は、もともとは医薬品分野での製剤開発の中で生まれた技術で、ヒアルロン酸など皮膚内で溶ける成分で針を作り、その針の中に薬剤などの有効成分を入れることで、針が皮膚内で溶け出すとともに、薬剤も皮膚内にリリース。今までの経皮吸収製剤は、低分子の薬剤や皮膚への透過性が高い薬剤に限られていたのが、このマイクロニードル技術を利用することにより、今まで皮膚から吸収されなかった高分子の薬剤を皮膚に入れることが可能となり、注射に変わる新たな投薬手段としても注目されている。
現在は、インフルエンザワクチンや糖尿病治療薬などでの製剤化に向けて開発に取り組んでいる。

●ダーマフィラー 8セット入 (左右 2 枚×8 セット)¥13,165(税込)
●ダーマフィラー 4セット入 (左右 2 枚×4 セット)¥7,560(税込)

参考リンク
クオニスシリーズ

コスメディ製薬株式会社

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