化粧品の「低刺激」は信用できるか?

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2014.12.24

国際部

世界最大の学術団体のひとつアメリカ化学会(ACS)は12月17日、「低刺激性というラベルは役に立つか、それとも単なる誇大広告か?」というタイトルのニュースリリースを発表した。

シャンプー、石けん、化粧品を買う時に「低刺激」や「皮膚科医がテストした」などと書かれたラベルは安全性の目安となっている。しかし、このラベルが本当は何を意味しているかについて疑問視する研究者もいる。同学会発行の週刊誌「Chemical & Engineering News」の記事によると、現在、何人かの科学者と消費者保護団体は、ラベルへの記載変更を求めているという。

「Chemical & Engineering News」の編集長、Britt E. Erickson氏は、「低刺激」「皮膚科医テスト済み」「皮膚科医推奨」などの言葉の定義は、製造業者独自のものと指摘。米食品医薬品局(FDA)による定義は存在しない。1970年代には当局が規制しようと試みたが、化粧品業界大手のAlmay とCliniqueにより阻止されている。

最近の調査では、「低アレルギー」として販売された187種のパーソナルケア商品のうち1つに、皮膚のアレルゲンが含まれていたという報告があった。一部の企業はホルムアルデヒドを放出するものなどいくつかの成分を排除しているが、それが安全性を保証することにはなっておらず、一部のメーカーが使用していた、内分泌撹乱作用があるとされる防腐剤パラベンの代替成分は、アレルギー反応誘発物質だった。FDAに規制を求めて研究者が活動しているもののが、今のところ消費者は試行錯誤しながら買い物するしかないようだ。

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