単月80件目標、成功報酬型"サロンと内装業者のマッチングサイト"

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2014.07.7

編集部

シェルフィー株式会社(東京都新宿区)は、内装やリフォームを手がける設計事業者と美容系サロンや飲食店舗などをマッチングさせるサイトを7月1日にリリースした。成果報酬型の課金モデルで、契約が成立すると、事業者はシェルフィーに一律10万円を支払う仕組み。同社は年内に月80マッチングを目指している。

サイトの特長は、「何を基準に会社を選べばよいかわからない」「複数見積もりを取りにくい」「見積もり内容がわかりにくい」という発注側の声に対して、「事例写真の多数掲載で事例から選択」「Web上で気軽にコンペ開催」「見積もりフォーマットの統一と項目の説明」という方法で”透明化”をはかり、気軽にわかりやすく事業者選びができること。

成功課金モデルを採用しており、同社サイトでマッチング(成約)して業務終了後には、事業者側はシェルフィーに一律10万円(将来的には事業規模によって10万~30万円の幅を持たせることを想定)を支払う。また、シェルフィーは店舗の完成写真を撮影し、事例や新店舗のPRに活用できるよう、発注店舗と事業者側双方へ無償提供する。

ビジネスモデル

同社は、毎年約5万店が新規開店する「飲食店」をはじめ、「美容室」「美容系サロン」「アパレル」などをメインターゲットとみている。開店数/年では、美容室、美容系サロンはそれぞれ飲食店の5分の1程度だが、ネットで業者を探す人が多いそうで、有料見込み客の多い業態として位置づけている。

7月1日のリリース時の事業者登録数は39社・258事例(うち美容系の事例は約2~3割)。同社は、年内に300事業者・6,000事例、単月売上800万円(80マッチング)達成を目指している。

同社の呂 俊輝代表取締役社長は、中央大学在学中にビジネスプランコンテストで賞金総額日本一を獲得。その賞金を資本金として漫画の翻訳・電子アプリ化事業を手がける株式会社JapanMangaを創業、その後、ピクスタ株式会社に入社して経営企画室リーダーとして写真素材販売のプラットフォームサービスを運営。昨年末に独立し、今年6月にシェルフィーを創業。2009年に建築家と住まいのリフォーム希望者を多彩なビジュアル事例を使ってマッチングさせて成功した米国の「ハウズ」に着目し、その”商業施設版”として今回のサービスをリリースした。

呂社長は、「ITを活用して、サイト上で完結するサービスだが、当面はface to face の打ち合わせなども対応し、利用者側の懸念や相談ごとにも手厚く対応しながら、登録者数、利用者数を拡大していきたい」と話している。

参考リンク
シェルフィー

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