プチ整形と眼の異常

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2015.04.17

国際部

美容整形術による眼への悪影響についての検討が3月19日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンライン版に掲載された。

ヒアルロン酸やボツリヌス菌などの充填時に、誤って網膜動脈に注入してしまったり、急激に注入したために網膜動脈を圧迫してしまうなどの事故は以前より報告されていた。今回、ブラジルの研究者らが、1995~2005年に発表された症例報告や論文から一般的な美容整形術と眼への悪影響について調査した。

その結果、20年間で48例の症例報告を特定した。皮膚充填剤では血管閉塞に、発光療法(light-emitting therapy)では前部ブドウ膜炎や虹彩萎縮につながる色素組織の損傷、ボツリヌス菌注入では眼瞼下垂の発生のリスクを示した。

これらの眼への副作用は頻繁でないが、永久的な眼の障害および視覚障害をもたらす可能性がある。研究者らは、治療にあたる医師はこれらの危険性を認識すべきとしている。

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