広がる香料アレルギー、ゲラニオールやリモネンも

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2013.03.4

編集部

米国の消費者団体Women’s Voices for the Earth(地球のための女性の声)は、香料アレルギーに関する報告を、2月20日にウェブサイトに掲載した。
香料アレルギーは皮膚の赤み、水疱、かゆみの形で現れ、慢性皮膚炎や喘息を悪化させる可能性もある。アレルギーを起こす製品は消臭剤、香水、ローションで、使用されている最も一般的な香料アレルゲンはバラやクローブのような香りのゲラニオールやオイゲノール、オレンジや花の香りのリモネンやヘキシルシンナマルと報告されている。

また、かつて珍しかったアレルギー性の接触皮膚炎は、現在では子供たちの間で一般的であり、湿疹は過去10年間で世界的な増加を見ていると指摘。女児は男児より感作率が高く、香水や化粧品を使用する可能性が高いため注意が必要としている。「毎日、あまりにも多くの女性が家庭用製品の香料に使用されている化学物質へのアレルギーに苦しんでいます。私たちは自身の健康を守るために、情報を得た上で選択できるよう、使用されている化学物質を知る必要があります」と科学研究部ディレクターのAlexandra Scranton氏は語った。

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