創薬ベンチャーの2013年3月期決算減収減益続く

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2013.03.15

編集部

東証マザーズなどベンチャー市場に上場している創薬ベンチャー各社の2013年3月期決算が出揃った。軒並減収減益の厳しい業績が続くなど収益の改善が見られない状況にある。

オンコセラピーの業績は、売上高62億7千万円、営業利益12億6千万円、当期利益7億8千万円。提携先の契約一時金の収入で収益は前期並みを維持した。

アンゼェスMGの2013年12月期業績見通しは、塩野義からのムコ多糖性症治療薬「ナグラザイム」の開発協力金や疾患治療薬「コラテジン」の第一三共への販売権供与などによる収入で売上高は前期比1億円程度増えて3億5千万円と予想。営業損失12億円、純損失13億円と減益は続くが前期に比べて赤字は縮小する見込み。

そーセイグループの2013年3月期は、販売提携先や製薬各社からのマイルストーン収入と販売収入が奏功し売上高20億円、営業損失11億円、純損失10億5千万円と前期に比べて赤字幅が縮小した。

ガン領域に特化した創薬ベンチャーナノキャリアの2013年3月期は、製薬メーカーからの開発協力金収入で売上高2億6千万円、営業損失11億9千万円、純損失11億6千万円となった。

ジーンテクノサイエンスの2013年3月期の売上高は、5100万円、営業損失3 億5千万円、純損出3億8千万となった。バイオ後発薬の供給が急減したのが響いた。

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