ジカルボニル捕捉ジェルの反復使用で皮膚AGE蓄積が減少

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2015.09.3

編集部

img_72683_3モリンダ ワールドワイド インク(米国ユタ州プロボ)は、9月1日~4日の第12回国際メイラード反応シンポジウムに出展し、ヒト皮膚のAGE(終末糖化産物)指標となる皮膚自家蛍光と弾力性に及ぼすジカルボニル捕捉ジェルの効果について発表した。

39人の白人女性(年齢49歳~59歳)を対象に、カルノシンとイリドイド含有のジェルを12週間塗布し、TruAgeスキャナーとキュートメーター(皮膚計測機器)を使用し皮膚の弾力、ハリを測定、抗AGE作用を評価した。

その結果、TruAgeスキャナーによる皮膚AGE蓄積量、キュートメーターによる皮膚の弾力・ハリともに下記の通り抗AGEに有意な結果がみられた。これらの結果から、ジカルボニル捕捉ジェルの反復使用によって、皮膚AGE蓄積の減少、緩和に期待できることが示された。

AGEは、老化を進める原因物質とされ、タンパク質と糖が結合し加熱によって糖化が進むことで生成される。この研究では、AGE化される前の中間体であるジカルボニルに着目し、ジカルボニル中間体を捕捉する成分が入ったジェルを用いて、皮膚のAGE形成抑制作用を検証した。

参考リンク
モリンダ ワールドワイド インク

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