現代人の睡眠は実は足りているかも

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2015.10.19

国際部

睡眠障害は現代病であると言われて久しいが、前時代の人々はどのように眠りについていたのか。比較調査の報告が10月15日、「Current Biology」オンライン版に掲載された。

「電気」が発明され、人間の睡眠時間は短くなったように言われている。では、産業革命が起こる「電気以前」の人々の睡眠時間とそのパターンはどうだったのか。調査は、前近代的生活様式が強く残っていると考えられるタンザニア、ナミビア、ボリビアで実施された。

これらの国で見られたのは、平均睡眠持続時間5.7-7.1時間。睡眠時間が短くなったと言われる現代社会の人々の平均よりも短く、現代人で睡眠が少ないと言われるグループ(4-7時間)に近かった。睡眠パターンは、日没後は平均3.3時間以内に就寝、日の出前に目覚めるというのが一般的で、夏と冬とでは睡眠時間に1時間の差があった。

周囲の温度が下がる夜間を通して睡眠時間は持続されていた。研究者らは、温度が人間の睡眠のタイミングと時間の主要な調節因子であるとし、現代の睡眠障害の治療に、自然環境からの影響を模倣することが有効である可能性を示唆している。

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