おなかの脂肪除去手術、合併症は男性で多い

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2015.11.9

国際部

腹部の脂肪を取る手術と腹部合併症発生についての調査結果が、「Plastic & Reconstructive Surgery」11月号に掲載された。

腹部脂肪除去を行う美容外科手術では合併症の発生率が高いと言われているが、これまでの研究は症例数が少なかった。

今回は、2008-13年に腹部脂肪除去手術25478例の患者データを対象に調査を実施した。8975人は脂肪除去のみ、16503人はその他の手術も受けていた。合併症は1012人で発生し、その内訳は血腫31.5%、感染症27.2%、静脈血栓症疑いもしくは確定20.2%だった。多変量解析によると、男性であること、年齢55歳以上、BMI30以上、手術手順が複数1などで合併症リスクが高かった。脂肪除去と胸部、ボディラインの整形などを同時手術することでも合併症のリスクが高くなった。研究者らは、リスクが高いとされた患者には、手術前から特に注意が必要としている。

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