体重計に乗り過ぎるのも問題かも

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2015.11.12

国際部

思春期から青年期にかけての時期に体重の自己監視(セルフモニタリング)をすることが心身に与える影響についての研究が、「Journal of Nutrition Education and Behavior」11/12月号に掲載された。

米国ミネソタ大学の研究者らによる今回の調査は、10代の若者1868人を対象とする追跡調査で、10年間に3回の調査を実施した。調査内容は、体重、ボディマス指数、身体満足度、自尊心、うつ、および不健康な体重管理などだった。

体重のセルフモニタリングをする人では体重が維持されるという正の関係が見られた。また、自分に自信を持つこと(self-esteem)とも正の関係にあった。セルフモニタリングの結果を認めることが増えるほど、女性では身体の満足度と自分への自信は減少し、体重への関心度の増加、うつが増加した。男性では体重への関心度のみが増加した。

研究者らは、体重のセルフモニタリングは若年女性には無害な習慣とばかりは言えないかもしれないと述べ、セルフモニタリングの有害な影響も考慮する必要がある事を示唆している。

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