ウォーターサーバーでダイエット?

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2016.01.22

国際部

米国ニューヨークの小中学校を対象に、ウォーターサーバーの設置と生徒のBMIの変化の関係を調査した結果が1月19日、「JAMA Pediatrics」オンライン版に掲載された。

子どもの健康を促進し、肥満率を下げることを目的とした介入試験。カロリーのある飲料の消費量を抑え、水の消費量を増やすために、ニューヨークにある1227校の小中学校(総生徒数106万5562人)にウォーターサーバーを設置し、2008-9年と2012-13年に試験データを収集した。

その結果、ウォーターサーバーの設置と生徒のBMIには明らかな関係があることが分かった。設置した学校の生徒は設置しなかった学校と比べ、男子生徒で0.025、女子生徒で0.022のBMIの減少が認められた。また、過体重にも効果があり、男子生徒で0.9パーセントポイント、女子生徒で0.6パーセントポイントの減少が認められた。カロリーのある飲料の代表であるミルクの年間一人当たり購入量は、全体で12.3%の減少が見られた。

研究者らは、比較的コストの低い方法で体重減少が可能だったとし、体重減少のメカニズムを調べるためのさらなる研究が必要と述べている。

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