マイクロニードル技術を使った美白エイジングケアが誕生

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2016.03.17

編集部

IMG_9108京都薬科大学発ベンチャーのコスメディ製薬株式会社(京都府京都市)は17日、独自の溶解型マイクロニードル技術を用いた美白エイジングケア『クオニス 桜美白』(税別25,000円)を発表した。「ヒアルロン酸などが角質層に直接入って、肌を保水してはりを与える」(化粧品事業部 部長 柳敏弘氏)製品となっている。

同社では、加齢とともに生じる問題として、「しわ」「しみ」「薄毛」の3つを挙げている。このうち「しわ」対応として、すでにヒアルロン酸配合の『ダーマフィラー』をラインナップ。今回開発した『桜美白』は、ヒアルロン酸にプラセンタエキスを加えることで「しみ」に対応したアイテムとなっており、「必要な部位に必要な量を直接肌に注入できる」(柳氏)。

マイクロニードル技術は、安全性の高い金型素材を使って、ヒアルロン酸をミクロン単位で鋭い針状の形に成型する技術。これまでの経皮吸収製剤は、低分子の薬剤や皮膚への透過性が高い薬剤に限られていたが、マイクロニードル技術により、皮膚から吸収されなかった高分子の薬剤を皮膚に注入することが可能になった。

33~49才女性を対象にした臨床試験によると、2カ月でしみ部位の明度は高くなり、濃さは薄くなった。また、しみ濃淡の目視評価でも薄くなっていることが確認され、しみ面積は小さくなった。「アンケート調査では90%の人が潤いを感じた」(柳氏)と回答している。ただし、医薬品に近い扱いであるため、週4回以上の使用を禁じている。

今後は、「薄毛」対応として、育毛剤を注入できる製品の開発を行うとしている。

参考リンク
コスメディ製薬株式会社

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