ダイエットに成功しても甘いもの好きは直らない

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2016.04.1

国際部

ダイエットに成功しても人の甘味嗜好には変化がないようだという研究が3月18日、「Obesity Science & Practice」オンライン版に掲載された。

医師の指導下での減量では甘味に対する嗜好を抑えることが期待されている。甘いもの好きを修正することができれば、体重の維持に有益である。今回の研究は、医学的な体重管理と甘味への嗜好の関連を調査した。

調査対象はBMI32以上(平均値41.4)の成人肥満患者20人で14人は女性、平均年齢は53.1歳だった。甘味嗜好性は低カロリー食療法の前後で、forced-choice, paired-comparison tracking methodを用いて評価した。食事療法以前の甘味嗜好性平均スコアは0.45だった。12週間の食事療法終了後、体重の平均減量値は-13.3kg、変化率は-11.3%だった。甘味嗜好性平均スコアに有意な変化はなかった(P値 0.95)。

食事による減量達成には、甘いもの好きかどうかは関係なく、減量達成後の甘いものの好みにも変化がないことが明らかとなった。

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