中国向け越境ECプラットフォーム 1,000万ドル(約12億円)資金調達

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2016.05.25

編集部

中国向け越境ECプラットフォーム「Wonderfull Platform」を運営する、 Inagora(インアゴーラ)株式会社(東京都港区)は5月25日、第三者割当増資を実施し、 1,000万ドル(約12億円)を資金調達をしたと発表した。

今回の増資は2月の資金調達に続く二回目。第一ラウンドと合わせて総額2,000万ドル(約24億円)の調達となる。

新たな引受先として、 株式会社MTG、 日本の大手総合商社、 中国大手投資会社 真格(シンカク)基金がに参加し、 中国大手投資会社 Ventech China(ベンテックチャイナ)は前回ラウンドに引き続き追加投資を実施した。

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中国では、 収入レベルの上昇に伴い、 生活の質に対して投資する「品質消費」時代にシフトし、 訪日中国人の旅行スタイルは「爆買い」から「体験型旅行」へと変化している。

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中産階級人口の増加に伴う消費構造の変化とインバウンド消費の減速が、 中国越境EC市場の更なる成長を後押ししていると考えられ、 その規模は日本のEC市場規模の約10倍にも及ぶと推定されている。

現在中国では、 景気減退懸念の高まりからVC資金は滞り、 新興企業は冬の時代を迎えているが、 日本の事業者と中国の消費者を結ぶB to B to Cの越境ECプラットフォーム「Wonderfull Platform」の将来性、 成長性が評価され、3カ月間という短期間で2回目の大型資金調達を実施することができた。

参考リンク
Inagora株式会社

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