訪日外国人客はウェブで情報収集 買い物は美容・健康関連

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2016.06.14

編集部

日本最大級の訪日旅行客向けウェブサイト「Japan Info」を運営する株式会社Grood(東京都渋谷区)は、中国語繁体字圏を対象に「訪日旅行に関する意思決定時期と購入希望商品に関するリサーチ」を訪日旅行者において最大シェアを誇る繁体字圏(台湾・香港)の男女を対象として実施した。

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その結果、6割以上(66.4%)の人が訪日前に何を購入するのか決定している事がわかった。また、 ”ウェブサイトやブログ”あるいは”SNS”といったオンラインの情報を最も参考にすると回答した人は全体の78.0%に上った。

単一の項目としては”ウェブサイトやブログ”が最も多く、 全体の65.7%。 続いて”友人や家族からの口コミ”と回答した人が全体の50.4%となった。逆に参考にすると答えた人が少なかった項目はテレビや新聞などのマスメディアで9.7%にとどまった。

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「どこで買物するのか」も全体の67.2%が訪日前に決定すると回答しており、 「何を購入するか」よりも「どこで買い物するのか」の方が訪日前に決定する人が多いことがわかった。

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「どこを観光するか」は全体の97.0%が訪日前に決定すると回答しており、 自治体や商業施設などの観光誘致を目指す場合は訪日前に観光客へ情報を届けることが重要だということがわかった。

この質問に対しては ”ウェブサイトやブログ”あるいは”SNS”といったオンラインの情報を最も参考にすると回答した人は全体の79.1%となった。「どこで買物をするか」の結果と同様に”ガイドブックやフリーペーパー”を最も参考にすると答えた人が”友人や家族からの口コミ”を上回る結果となった。

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日本で購入したい商品(複数回答・自由回答)に関しては、 「美容健康関連(51.9%)」、 「食品関連(44.8%)」が圧倒的に多く、半数近い人が購入を希望していることがわかった。また、 「ファッション(28.4%)」や「家電・電化製品(25.0%)」も人気という結果となった。

中国語繁体字圏の訪日旅行客の方は2015年には520万人以上であり、 比較的パーセンテージが少なかったカテゴリも十分大きな市場であることがわかる。

参考リンク
株式会社Grood
Japan Info

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