デロイトトウシュトーマツリミテッド（米国ニューヨーク州）は、「Global Powers of Luxury Goods 2016」と題する報告書で、世界の高級品の製造販売会社100社のランキングをこのほど発表した。これによると、世界1位はLVMHモエヘネシー・ルイ・ヴィトン（2014年度高級品部門売上高232億ドル）で、2位リシュモン（同132億ドル）、3位エスティローダー（同107億ドル）と昨年同様の順位が報告された。化粧品会社では、ロレアルラックス（同推定82億ドル）が8位、資生堂が13位（同51億ドル）と上位に入った。

デロイトは公的に入手可能な会計年度2014年（12ヶ月の事業年度が2015年6月30日以内に終了）のデータを基に検証した。報告書は同社公式サイトより入手可能となる。 世界のラグジュアリー企業100社は、総合して前年度3.6％増の2220億ドルの売り上げを達成した。トップ100社の高級品の平均年間売上高は22億ドルだった。

ラグジュアリー企業の分類は、アパレル・フットウエア、バック・アクセサリー、化粧品・香水、ジュエリー・時計、複合ラグジュアリーグループの5つ。化粧品・香水部門では12社選ばれており、トップ100社の売上高に対するシェアは16％を占めた。 化粧品・香水会社の2014年度の平均売上高は29億7200万ドルで前年より1.3％増加した。日本市場で人気の高いロクシタン（ルクセンブルク）は37位と2016年トップ100社に初めてランクインしている。