果物と野菜で「幸せレベル」を上げよう

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2016.07.15

国際部

果物や野菜を食べるとハッピーになれるという研究成果が7月10日、英国ウォリック大学のサイト内の「News & Events」に掲載された。詳細は「the American Journal of Public Health」誌に公開予定。

研究は英国ウォリック大学とオーストラリアのクイーンズランド大学のコラボレーションで行われた。研究者らは、より多くの果物や野菜を食べると、がんや心臓発作のリスクを減らすことができるというこれまでの研究以外に、実質的に人々の「幸せレベル(happiness levels)」が上昇すると述べている。「幸せ」は果物や野菜を1日8盛り(portion)以上食べた人に訪れる。

研究はオーストラリアで、無作為に選出された1万2000人以上の人を対象に行われた。食事日誌をつけ、それぞれの心理的な幸福感を測定した結果、この幸福感の改善は、食の改善を始めて24か月以内に起こることがわかった。果物や野菜が健康によいことを証明するには数十年をかけての検討が必要ということ~見れば、幸福感の改善は即時に近いものがある。とAndrew Oswald教授は述べている。

普通に生活している市民が不健康な食事をしているという多くの先進国にとって、この研究は政策的含意を持っている。Redzo Mujcic博士は「この結果は、果物や野菜が健康にいいという伝統的なメッセージよりも効果があるだろう。数十年後の健康リスクよりも、心理的効果がある」と述べている。

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