英国でマイクロビーズ使用禁止を検討

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2016.09.8

国際部

英国環境食糧庁(Department for Environment, Food & Rural Affairs)と国会議員で環境庁長官Andrea Leadsom氏は9月3日、英国政府のホームページにマイクロビーズ禁止法の制定を計画していることを発表した

マイクロビーズはプラスチック製の小片で、洗顔用スクラブ、歯磨き粉、シャワージェルなどに多く使用されている。今回、販売製造の禁止の対象となったものは、マイクロビーズ入りの化粧品およびパーソナルケア製品。これらの製品から、毎年数十億個のマイクロビーズが海に流れ出し、海洋環境中に蓄積。最終的に魚や甲殻類などの生物の体内に入ることが確認されている。

この法は、昨年発行した「レジ袋削減」法によって、60億ものレジ袋が削減できた成功事例に続き、プラスチックによる海洋汚染に取り組む英国政府政策の次のステップとして位置付けられている。今年後半には具体的な検討に入る予定。

ユニリーバをはじめとする25の化粧品・トイレタリー企業は、すでに自主的にマイクロビーズの団段階的廃止を始めている。スーパー大手のWaitroseでは9月末までに、マイクロビーズ入りの製品の仕入れを停止すると発表している。各メーカーとも、代替品としてナッツの殻、塩、砂糖など天然の製品の使用を模索している。

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