株式会社サラヴィオ化粧品（大分県別府市）は、同社が持つサラヴィオ中央研究所が遺伝子検査キットのパイオニアであるジェネシスヘルスケア株式会社と提携し、遺伝子から薄毛の要因と傾向を明らかにする共同研究開発を行うと発表した。

第一段階として、長年にわたる育毛剤の研究開発による臨床試験データと販売実績に基づく症例データを持つサラヴィオ化粧品がモニター募集を行い、ジェネシスヘルスケアが遺伝子解析を行うことで、育毛剤と遺伝子多型の相関性の有無を研究する。

将来的には未だ完全には解明されていない育毛に関連する遺伝的要素を研究し、薄毛の要因となる遺伝子を網羅的に解明することで、最適な対策が講じられる環境を整えていく。

薄毛の要因は多種多様であり、根源的な要因は現在明らかになっていない。

ジェネシスヘルスケアは国内最大の50万人以上の遺伝子解析を行い、DNAデータ解析の知見を持っている。また、サラヴィオ中央研究所は育毛分野での研究開発とそれらを応用した累計100万本以上の育毛剤販売実績と、2013年に第7回世界毛髪研究会議にて「マイクロセンサー理論」にて最優秀プレゼンテーション賞を受賞するなど、豊富な知見を有している。

両社が互いのこれまでの知見を基に遺伝子から薄毛の要因と傾向を明らかにすることで、DNA検査による遺伝子の多型から薄毛タイプの分類を目指す。