GNCホールディングス、サプリ裁判で米政府と和解

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2016.12.13

国際部

アメリカ司法省は12月7日、世界最大規模の栄養補助食品販売会社であるGNCホールディングスが、栄養補助食品の不法な販売に関する訴追を避けるため、225万ドルを支払うことに合意したことを発表した。この件に関しては同日、ロイター・ヘルスが記事として配信している。

今回問題となったものは、USP Labs社(アメリカ・ダラス)が製造し、2013年に販売されたOxyElite Pro Advanced Formulaという栄養補助食品。2015年11月に、偽造した成分分析結果とその表示を使用して中国から原料を輸入した事件で告発・起訴されている。

GNCは、誤った表示のある製品についての問題について政府間と合意解決できたことを喜ばしく思うと述べ、USP Labs社製の製品は数年前から販売していないとした。また、政府との合意では、GNCは米国の「連邦食品・医薬品・化粧品法(Federal Food, Drug, and Cosmetic Act、FFDCA、FDCA、FD&C)」に完全に準拠していることを確認し、製品に「誤った保証」を提供したのはUSP Labs社であるとしている。

GNCホールディングスは、ニューヨーク株式上場の健康関連商品販売会社。世界各国で、ビタミン、ミネラル、サプリメント、スポーツ栄養食品、ダイエット食品などの小売販売を行っている。今回の訴訟は、自社製品ではなく、販売側の責任を問われたもの。

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