リバウンド防止のプログラムに効果

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2017.02.27

国際部

リバウンド防止のプログラムに効果があるかを調査したランダム試験の結果が2月21日、「Annals of Internal Medicine」に掲載された。減量成功後のリバウンドは一般的である。今回の研究では、肥満成人の通常のケアと比較した減量維持プログラムの効果を検討した。

米国アリゾナ大学、公衆衛生・疫学および生物統計学部のZhao Chen博士らによる今回の研究は、2012年8月20日から2015年12月18日まで実施された体重減少量(10kg以上と10kg未満)によって層別化された2群並行ランダム化試験で、米国退役軍人医療センター病院で実施された。対象は肥満の外来患者(BMI30kg/m2以上)で、16週間のグループベース減量プログラム実行中に体重4kg以上の減量に成功した222人。参加者のほとんどが白人男性だった。

主に電話によるリバウンド抑制を目的とした減量維持プログラムと調査測定以外は接触しない対照グループに分けて比較。第56週におけるそれぞれの平均体重増加を評価した。開始時の平均体重減少は7.2kg、ランダム化時の平均体重は103.6kgだった。推定平均リバウンド体重は通常のケアの2.36kgに対し、維持プログラムで0.75kgと統計的に有意に低かった。

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