アトピー性疾患は肥満女子で多い

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2017.03.10

国際部

3月3~6日にかけて米国アトランタで開催されたアメリカ喘息・免疫学会年次総会で発表された研究によると、肥満の女児はアレルギー発症のリスクがかなり高くなる可能性があるという。

この研究調査は、113人の子供(女児45%、男子55%)を対象としたもので、そのうち約1/4が​​肥満児(23%)だった。全員、比較的健康だった。喘息、食物アレルギー、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などのアレルギー状態を評価するために、各自の医療歴を取った。スコアの高さがアレルギー状態の重症度を表すがアレルギースコアで評価された。その結果、肥満女子は正常体重の女子に比べ、アレルギースコアが高かった(4.62対2.62)。男子では若干だが逆の相関がみられ、正常体重の男子のアレルギースコアの方が、肥満男子よりも少し高かった。

「肥満とアトピー性疾患の関係は性別で異なることが示唆された。アトピー性疾患と戦うための体重減量療法は、男性より女性で有益であるかもしれない。特に都市圏に住む女性への継続的なサーベイランス調査の必要性があるようだ」とSairaman Nagarajan医師は述べている。また、男子よりも女子でアレルギースコアの差が大きかったことに対する、継続的な研究も必要とした。

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